東大国語で7割とるには
東大国語は差がつかないと言って捨てられがちな科目だが、もっとも労力をかけずに差をつけられる科目でもあります。現に合格者平均が60くらいと言われる中、それに20点以上も差をつけることができたのです。
東大文系国語83点のだこの勉強法を紹介します。
1. 勉強の仕方
勉強はもっぱら古典に集中する方が効率的である。現代文は模試やセンターなどで評論のパターンを知っておく程度で良い。
・古典文法を押さえる
古典文法ドリルをノートに書いて二周する。三周目からは問題は眺めて、忘れてる所を書かなくて良いので解き直したりして覚えるまでやる。
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- 古文単語を押さえる
単語帳を毎週やる。覚える。
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- 漢文の句形を押さえる
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- 漢文の語彙を押さえる
漢文必携(学校で配られるものでも良いと思われる)をぶっつけセンター漢文の復習もかねてやると良い。
2. 過去問、本番の解き方
国語は感覚ゲーなので、過去問で感覚を体に染み込ませる必要がある。まとめて解かなくても勉強にはなるが、本番の感覚は身に付かないので時間を計って解くことを5年分、うち直前期に少なくとも1年分やることを推奨する。直前期に感覚を思い出す必要があるから。以下その際のポイントである。現古ほぼ共通である。
- 時間
東大国語は時間が余ると言っているやつがいるがそんなやつは5割しかとれていない。天下の東大が受験生が解くのに必要な時間を誤る訳がない。東大が必要だと考える時間を与えているのだから余ったら使いきれてないと考えよう。
- 読み方
普通に読みましょう。センターのように急がず、ある程度丁寧に
- 解答作成
まず傍線部を必ず分解する。いかなる問題でも。説明問題ならそれを本文の中の表現、文脈などを参考に不足なく言い換える。指示語はもちろん補う。比喩、具体例しか本文にない場合はそれを抽象化した表現で傍線部の説明になるか検討するとだいたいは困らない。理由問題も同様に分解し、対応させるように因果関係を説明する。「太郎がベッドで寝た」のはなぜかという問題に「眠かったから」と答えてはならない。太郎がベッドでの説明ができていないからだ。「太郎はベッドがお気に入りで、眠かったから」が正答に近くなる。古典ではそれに現代語訳の操作が加わるだけで、随筆ではすべてが比喩、具体例というだけであるので同様に解ける。
- 心構え
まず文章を分解などは不可能な場合もある。その際は焦らず、そもそも傍線部が何かを知る為の分解ということを思い出し、傍線部を落ち着いて読み返し、答案を作成すると良い。こんな作業をすると相当疲れるはずなので、集中力は鍛えると良い。